「筋トレにかける時間はどのくらいが理想的?」
「筋トレは時間をかければ成長するの?」
と、筋トレにどのくらいの時間をかければいいのかお悩みの方。
筋肉は、長い時間かけて筋トレをすれば成長するわけではありません。
短すぎず、長すぎないようにちょうどよい時間で筋トレをすることで、効率的に筋肉は成長します。
そこで本記事では筋トレにかける時間はどのくらいが理想なのかについて、詳しく解説していきます。
この記事を書いている私は、現役のパーソナルトレーナーで私自身も筋トレを習慣にして続けています。
筋トレに慣れてくると、どんどん新しい種目をやりたくなったりセット数も増やしたくなったりします。
しかし、その時は筋肉の成長を感じることができずに、セット数や種目を少なくしたほうが成長していました。
なぜ筋トレ時間を短くしたほうが筋肉の成長につながるのか、本記事で詳しく説明していきます。
筋肉は短い時間で効率的に追い込むことで、成長するよ!
筋トレにかける時間は60分以内が理想的
筋トレは時間が短すぎても負荷が足りなくなるので効果がないし、長すぎても疲れてパフォーマンスの低下につながります。
1回の筋トレ時間は60分以内のが理想的です。
時間が短すぎる筋トレは、追い込むまでのセット数や種目数ができません。
長すぎる筋トレは、筋肉を動かすエネルギーが不足してしまうので、後半でバテてしまいます。
1回60分であればセット数や種目数も十分確保できますし、体内のエネルギーも不足することはありません。
1回の筋トレを60分以内におさめるためには、1種目3セットを6種目やるのがちょうどいい筋トレボリュームになります。
インターバルも1分~1分半で設定して休みすぎないようにすると、60分で終わるペースになるはずです。
1回の筋トレ時間は、60分以内に収めるように調整しよう。
筋トレに時間をかけると逆効果になる
筋トレになれてくると、種目数を増やしたりセット数を増やしたりして、筋トレ時間が長くなってきます。
長時間やったほうがその分筋肉は成長すると思われがちですが、そんなことはありません。
長くても75分以内に収めないと、筋肉は成長せずに逆効果になってしまいます。
75分以上筋トレをすると、血中のアミノ酸濃度が低下して筋肉の分解が進んでしまいます。
筋肉が分解されるということは、筋トレをしているのに筋肉が小さくなってしまうということです。
長時間の筋トレは体の中のエネルギー不足をまねいて、筋肉を壊してエネルギーを作り出そうとしてしまうのです。
1回の筋トレでは1部位に対して、3種目までで9セット以上やらないようにしましょう。
例えば、分割法をしていて胸と背中の日を作っているとしたら、胸と背中を各1種目3セット×3種目までにするということです。
筋トレは時間をかければ効果が出るものではありません。
短い時間で追い込むためにはどうすればいいか考えましょう。
長時間の筋トレは逆効果で、筋肉を小さくしてしまうことを覚えておこう!
筋トレをしていないときに筋肉は成長する
よく勘違いされるのが、筋肉は筋トレをしているときに成長していると思われていることです。
それは大きな間違いで、筋肉は筋トレをしていないときに成長します。
関連記事:筋トレ効果を高めるなら休息日を作ろう【休みの日に筋肉が成長する】
筋トレ中に筋肉が大きくなっていると勘違いするのは、鍛えた筋肉に血流が集まってきてパンプアップするからです。
筋肉自体はその時点では成長していません。
筋トレ後の72時間で食事からの栄養や睡眠をとることによって、筋肉が成長していきます。
筋トレをすると、筋肉は傷がついて壊されてしまいます。
この傷を食事やプロテインからの栄養で修復して、睡眠をとることで回復を促進させます。
筋トレを長時間やるという行為は、筋肉を壊してどんどん小さくしているのです。
筋トレを60分以内に終わらせて、しっかり食事を摂ったほうが筋肉は効率的に成長します。
筋トレ後の食事と睡眠によって、筋肉が成長しているというのを知っておこう!
多くの人が勘違いをしている筋トレにかける時間ですが、長すぎると筋肉は逆に小さくなってしまうので注意が必要です。
もし1回2時間など長時間の筋トレをしているなら、筋トレメニューを見直して時間を短縮してみよう。
時間を短縮した分は食事や睡眠の時間にあてると、筋肉は成長しやすくなりますよ。
筋肉が思うように成長しないと「もっと筋トレをしなきゃ筋肉は成長しない!」と思うのは、当然のことだと思います。
しかし、筋トレの時間に比例して筋肉は成長するわけではありません。
筋トレは筋肉を壊す行為なので、長すぎると筋肉は小さくなってしまうのです。
筋トレにかける時間を見直して、短い時間で効率的に鍛えていくようにしよう。
筋トレは短い時間で鍛えられるように、質を高める意識を持とう!
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