「太る人にはどんな生活習慣があるんだろう?」
「太る習慣を変えれば、痩せられる?」
と、疑問に思っている方。
太る人は、体質で太ってしまうわけではありません。
中には、何かの理由で体重が増えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、多くの人は日頃の習慣から体ができています。
本記事では、太る習慣について詳しく解説していきます。
この記事を書いている私は、現役のパーソナルトレーナーで「太ってしまったので、体重を落としたい」という人のカウンセリングを多くしてきました。
その中で、いろいろ生活習慣を聞くんですが、そこに共通点を見つけましたので、書いていきたいと思います。
パーソナルトレーナーとしての経験と知識を含めて解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
太るのは体質のせいだけではない。日々の習慣から体は作られますよ!
太る習慣をやめれば自然と痩せる
太る人の習慣というのは、やめれば太ることはないですし、逆の習慣を作れば痩せていくはずです。
太る人は下記のような太る習慣があり、太るべくして太ってしまうことのほうが多いです。
・たくさん食べる
・運動しない
・おやつを食べる
摂取カロリーを増やす行為と消費カロリーを減らす行為が多いと、太りやすくなります。
痩せるためには逆に摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やせばいいので、太る人の習慣をやめる、もしくは逆の習慣を作ると痩せていきます。
ご飯の大盛りを毎食分やめるだけで、-600kcalになります。
おやつをやめるだけで、-300kcalになります。
寝る前に食べることをやめたら-400kcalです。
体を動かすようにすれば、消費カロリーが200kcal増えます。
これだけでカロリー収支が1日-1,500kcalになります。
1ヶ月で6kg近く痩せるカロリー計算になりますね。
その人の体重・体脂肪率で変わりますが、今までよりカロリーを減らせることは間違いありません。
筋トレやきつい運動をやりたくないという人もいると思います。
そういう人は少なくとも太る人の習慣をなくすことで、今の体重よりも痩せていくはずです。
太る人の習慣がなくなったら、今度は痩せる人の習慣を身に付けるようにしていきましょう。
太る人の習慣さえなくしていけば、太ることはなく自然と痩せていきます。
太っている人には、太る人の習慣がある!
絶対にやめるべき太る習慣6つ
満腹まで食べる
ご飯を食べ始めたら、満腹まで食べるという習慣がある方は、太る可能性が高いです。
満腹まで食べなければ気が済まないという人は、1食の量を減らすことができないので、朝食を抜いたり1日の食事回数を減らそうとします。
そうすると、1日2食で総カロリーが減ったとしても、栄養の吸収率が高まってしまうので、結果的に太ってしまいます。
満腹まで食べると、当然カロリーを多く摂取することになります。
その量の食事を1日3回食べたとしても、カロリーの過剰摂取になりますから、太るのは当然ですね。
自炊だとしても、足りないと嫌なので少し多めに作ってしまいます。
外食でも、1人前の食事とサイドメニューや単品メニューを頼まないと、気が済まなかったりします。
とにかく少し多めというのが習慣になっている人は、太る傾向にあります。
本当はお腹いっぱい食べる必要なんかないんだ!腹7分目を意識しよう。
間食のおやつは毎日食べる
間食のおやつが、当たり前のように毎日たべる習慣になっている人は、太りやすいです。
おやつの中でも、和菓子だったらまだいいんですが、洋菓子やスナック菓子は脂質が多く入っています。
脂質は、3大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)の中で、1g当たりのカロリーが高いです。
脂質の多く入っている食材はカロリーが高いので、非常に太りやすいです。
間食にケーキやドーナツ、パンケーキなどの、洋菓子系のおやつを食べる習慣のある人。
ポテトチップスなどをちょこちょこ食べる習慣がある人は、太っている人が多いですね。
間食をポテチや洋菓子ではなく、和菓子にしたり週末だけ食べるようにしてみましょう。
カロリーを少なくしたり、少しずつ食べない習慣を作るようにしましょう。
おやつは食べないほうがいいけど、どうしても食べたいなら「和菓子」がオススメ!
お米は大盛り
白米が大好きで、大盛りにするのが習慣になっている人は、太る傾向にあります。
白米は一般的な茶碗だと200kcalほどですが、大盛りにすると一気に400kcalほどにまで増えてしまいます。
炭水化物を多く摂取してしまうと、オーバーカロリーになり太りやすいです。
また、大盛りの白米に合わせて、おかずも増やしてしまう人が多いです。
毎食白米を食べるのは悪いことではありません。
炭水化物は大事な栄養素なので、毎日食べなければいけません。
しかし、大盛りが習慣になると白米だけで1日1,200kcalほどになります。
それ以外でも当然食べるわけですから、オーバーカロリーは確実ですね。
炭水化物でお腹いっぱいにするのではなく、肉や魚などのタンパク質やサラダなどでお腹いっぱいにする習慣を身に付けましょう。
そうすれば、ご飯は普通盛りでも十分お腹いっぱいになるはずです。
定食屋さんに行ったら「ご飯大盛りで!」が口癖になってないですか?
運動が嫌い
運動が嫌いで、階段を使わない、どんなに近くても自転車を使うといった習慣のある人は、太る傾向にあります。
太る人というのは、「食べた分の摂取カロリーよりも動いた消費カロリーのほうが多くなっている」ということです。
食べる量が一般的な量だとしても、運動を一切しないと消費カロリーがすくないので、太りやすくなります。
運動をしたり、筋トレをしたりするのが一番いいのですが、それができない場合は、日常生活を利用して動くようにしましょう。
自転車をなるべく使わず歩くようにしたり、エスカレーターやエレベーターは使わずに、階段を使うようにしてみましょう。
日常生活で体を動かすチャンスはいくらでもあります。
運動とはいえないような運動かもしれませんが、毎日小さい運動を積み重ねると、1ヶ月や1年で大きな差になりますよ。
運動をして、消費カロリーを増やす意識をしてみましょう。
激しい運動はしなくていい。日常生活で動く意識を持ちましょう。
寝る前になんか食べてしまう
寝る前になにか食べないと、口がさみしくて寝れないという人がいます。
多くの場合は、お腹が空いているというよりは、寝る前に食べる習慣があるので食べているだけのように思います。
寝る前に食べることで、内臓の働きが悪くなり消化しきれません。
消化することで使われるはずのエネルギーが少なくなったり、お腹に残り脂肪として蓄えられやすくなるので、太りやすくなります。
夜ご飯を食べ終わって21時や22時頃に小腹が空いたときが一番危ないです。
この時に、何か食べたくなってケーキ1個を食べると、400kcalの蓄積になります。
この積み重ねはとても大きくて、脂肪が1kg増えるには7200kcal必要ですが、ケーキ18個分です。
つまり、寝る前にケーキを食べる生活を18日間続けたら、それだけで1kg増えちゃいます。
それ以外の食事でカロリーオーバーしているなら、さらに体重が増える計算です。
寝る前は、食べるのをやめるか、どうしても甘いものを食べたいなら和菓子で我慢しましょう!
寝る前の間食って、本当に必要ですか?プロテインに置き換えちゃおう!
ゆったりとした服しか着ない
体型を隠そうとしたり、服がきつくなったという感覚を味わいたくない人はゆったり目の服を着る習慣があります。
意識していないかもしれませんが、この習慣も太る人の習慣です。
ゆったりめの服を着てしまうと、周りから太ったことが気づかれにくいですし、自分自身の「太ったかもしれない」という危機感がなくなります。
おしゃれのために、ゆったりとした服を着るのはいいと思います。
しかし、体型を隠すためにゆったり目の服を着てしまうと、その時点で太ったときの準備をしてしまっているので、気持ちが負けています。
太ったことを気づかないようにするためだったり、周りから太ったことを気づかれないようにするための服なら、自分のためにも変えたほうがいいと思います。
ゆったり目の服を着るのではなく、自分の体型に合った服を着るように意識してみましょう。
ゆったりとした服で体型を隠そうとすると、気持ちも緩くなりがちです。自分の体に合った服を着よう。
太る人の習慣をなくしていけば、自然と体重が減っていくはずです。
どうやってダイエットしていいかわからない方は、「太る人の習慣」をなくすことから始めましょう。
日々の習慣からあなたの体型は作られています。
生活習慣、食習慣を変えるだけで、体型は一気に変わります。
習慣を変えて、人生を変えましょう。
無理なダイエットよりも、習慣を変えていこう。