「皮下脂肪と内臓脂肪の違いって何?」
「皮下脂肪と内臓脂肪の効果的な落とし方が知りたい」
と、お悩みの方。
皮下脂肪と内臓脂肪って、よく耳にすると思いますが違いを知ってるという人は少ないのではないでしょうか?
・皮下脂肪と内臓脂肪の違い
・皮下脂肪と内臓脂肪の落とし方
・皮下脂肪と内臓脂肪の見分け方
この記事を書いている私は、現役のパーソナルトレーナーで年間1,500本以上のセッションを担当しております。
体脂肪についてのご質問をよくいただくので、わかりやすく記事にしてみました。
ぜひ最後までお読みください。
皮下脂肪と内臓脂肪の違いをしっかり理解しよう!
皮下脂肪と内臓脂肪の違い
皮下脂肪
皮下脂肪とは呼んで字のごとく、「皮膚の下にある脂肪」のことです。
皮膚と筋肉の間に、脂肪が蓄積されていきます。
勘違いしている方が多いですが、お腹周りだけに脂肪が集中するわけではなく全身にまんべんなくついています。
脂肪の役割は
・筋肉や内臓を守るクッション
・体の保温効果
があります。
脂肪はやわらかいため、クッションの役割があるので筋肉や骨を守ってくれるのです。
また、体の保温の役割もあるため脂肪が多いほうが体温が高くなります。
内臓脂肪
内臓脂肪は、内臓の周りにつく脂肪のことをいいます。
内臓脂肪がつきすぎると、多くの健康被害へのリスクが高くなります。
糖尿病や高血圧などの生活習慣病になりやすいので、注意が必要です。
主に食べ過ぎによって、内臓脂肪は増えやすいので食生活への高い意識が大切です。
内臓脂肪の役割は
・内臓を正常な位置に保つ
・内臓同士の衝撃を抑えるクッション
になります。
皮下脂肪も内臓脂肪も体に必要なものですが、過度にあると健康を損なう恐れがあります。
脂肪のつく場所によって、名前が変わるんだね!
皮下脂肪と内臓脂肪の落とし方
食事制限
皮下脂肪と内臓脂肪は、食事によるオーバーカロリーで増えてしまいます。
多くの場合、食事制限をしてカロリーを調整すれば脂肪は落ちていきます。
ここで間違っていけないのは「食べないのではなく、食べ過ぎをやめること」です。
食べない食事を続けてしまうと、脂肪だけではなく筋肉も落ちてしまいます。
健康を壊すことになりかねないので、食事は適度にとることをオススメします。
・タンパク質中心の食事
・腹7分目で終わりにする
・脂質が多い食事は控える
上記の3つを意識するだけでも、大きくカロリーは落とせるはずです。
無理な食事制限はせずに、出来る範囲で始めるようにしましょう。
有酸素運動
運動不足により皮下脂肪がつきやすくなるので、有酸素運動もやるようにしましょう。
有酸素運動とはウォーキングやジョギングのことです。
運動不足の場合、最初からジョギングを選択してしまうと膝を怪我することがあります。
ウォーキングをするようにして、少しずつ強度を高めていきましょう。
ただ歩くだけではなく、
・少し息が上がるくらいのスピードで歩く
・最低でも30分は歩くようにする
これだけで、しっかり汗をかくくらいの運動になります。
「これだけでいいの?」と思うかもしれませんが、これだけでも十分効果があります。
ぜひ続けてやってください。
筋トレ
基礎代謝量を高めることで脂肪が落ちやすくなるので、筋トレをおすすめします。
筋トレをすることで、筋肉量が多くなるので基礎代謝量が高まります。
特に、
・背中
・脚
・胸
といった3つの大きい筋肉を鍛えることで、効率的に基礎代謝量を高めることができます。
お腹を引き締めたいからと、腹筋だけを鍛えるような筋トレは効率が悪いのでやめましょう。
皮下脂肪と内臓脂肪を落としたいなら「食事制限+運動」だね。
皮下脂肪と内臓脂肪の見分け方
前述したとおり、皮下脂肪と内臓脂肪は脂肪のつく場所によって名称が変わります。
内臓につく脂肪以外は皮下脂肪なので、お尻や太ももや腕などにつく脂肪は皮下脂肪になります。
お腹につく脂肪が内臓脂肪なのか皮下脂肪なのか見分けるポイントは、
お腹の感触がやわらかいか、張っているか
です。
理由は、内臓脂肪がたくさんついている場合はお腹の中が膨らむので、お腹の皮膚が張ってくるはずです。
皮下脂肪が多ければ、お腹自体に脂肪がつくので柔らかくなります。
また、皮下脂肪よりも内臓脂肪の方が落としやすいので、内臓脂肪が多い人は体重が落ちやすいです。
内臓脂肪が早く落ちて、その次に皮下脂肪が徐々に落ちていきます。
どちらも脂肪には変わりない!
皮下脂肪と内臓脂肪の違いは、脂肪のつく場所です。
どちらも脂肪であることには変わりありません。
体温を保ったり内臓や筋肉を守るための大切な役割があります。
しかし、過度に脂肪がついているのであれば、食事や運動などで落とすようにしましょう。
特に、内臓脂肪が極端に多い人は生活習慣病にかかりやすいというリスクがあります。
油ものは控えるようにして、タンパク質中心の食事に切り替えてください。
一気に食べないようにするのではなく、少しずつ食習慣を改善しましょう。
皮下脂肪も内臓脂肪もほどよい状態にして、健康的な体を作りましょう。
脂肪は体に必要なので、極端に減らさないようにね!
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