「デッドリフトって、どんな効果がある?」
「デッドリフトって難しそうだけど、やったほうがいい?」
と、デッドリフトの効果をいまいち理解されていない方。
デッドリフトは、ベンチプレス・スクワットを含む筋トレBIG3のうちの一種目です。
BIG3といわれるだけあって、デッドリフトで得られる筋トレ効果は絶大です。
まだ筋トレを始めたばかりの方は、デッドリフトの効果を知らないのではないでしょうか。
ボディメイクのために筋トレをしている方であれば、ぜひやってもらいたい種目の一つです。
そこで本記事では「デッドリフトの筋トレ効果について」詳しく解説していきます。
・デッドリフトは筋トレ効果絶大
・デッドリフトをオススメする5つの理由
・デッドリフトをやるときの注意点
この記事を書いている私は、現役のパーソナルトレーナーで筋トレ指導をメインにしております。
ダイエット目的やボディメイク目的で指導を受けに来られる方が多いですが、デッドリフトはほぼ必ず指導しています。
理由は簡単で、デッドリフトから得られる効果が非常に大きいからです。
ダイエットにも体を鍛えるのにも非常に大きいメリットがあるので、ぜひデッドリフトを取り入れてほしいと思います。
デッドリフトの効果をしっかりと理解したうえで、やっていただければと思います。
デッドリフトは筋トレ効果が大きいから、絶対にやるべき!
デッドリフトは筋トレ効果絶大
デッドリフトが効果絶大と言われる理由は
・全ての筋トレ種目の中で一番高重量が扱える
・鍛えられる筋肉量が多い
という点にあります。
この2つを少し深掘りしていきます。
扱える重量が大きい
デッドリフトは多くの筋肉を使える種目なので、その分扱える重量が大きくなります。
特に大きい背中の筋肉と下半身の筋肉を使うことができるので、扱える重量が大きくなります。
慣れてくれば、同じBIG3であるベンチプレスの約2倍、スクワットの1.5倍ほどの重量が持てるのです。
重たい重量が持てるということは、動員される筋肉が多くなるので効果も大きくなります。
最初のうちはフォームを固めるために、軽い重量から始めましょう。
しかし、BIG3は高重量をもつことに意味があるので、正しいフォームでどんどん重量を上げていきましょう。
鍛えられる筋肉が多い
デッドリフトはほぼ全身を使って重量を扱うので、鍛えられる筋肉が多いです。
デッドリフト一種目で、多くの筋肉量が鍛えられるので効率的に筋肉がつきます。
主に鍛えられる筋肉は以下の通りです。
・僧帽筋
・背筋群
・臀部筋(お尻)
・ハムストリングス
上記の筋肉をメインに鍛えることができます。
どの筋肉も大きい筋肉なので、体の背面を一気に鍛えることができるのです。
その他、補助的に使う筋肉もあるので、ほぼ全身の筋肉が鍛えられています。
小さい筋肉を少しずつ鍛えるよりも、大きい筋肉を一度に使って鍛えられる方が効率的ですよね。
大きい筋肉を鍛えることができればボディラインにも変化が出やすいので、非常におすすめの種目です。
扱える重量が重くなるということは、動員される筋肉量が多くなるということです。
多くの筋肉が使われれば効率的に筋肉が成長しますし、消費カロリーも多くなります。
体を鍛えたいと思っている人も、ダイエット目的で筋トレしている人にも非常に効果的です。
トレーニーのみんなに、デッドリフトはやってほしい!
デッドリフトをオススメする5つの理由
上記で説明したとおり、デッドリフトの効果は絶大です。
それ以外にも、デッドリフトをオススメする理由があります。
①姿勢をよくする筋肉が鍛えられる
②鍛えにくい背面の筋肉が鍛えられる
③ヒップアップ効果がある
④基礎代謝量がアップする
⑤消費カロリーが高い
姿勢をよくする筋肉が鍛えられる
デッドリフトは、背筋を伸ばしたままおこなう種目なので、自然と姿勢がよくなる筋肉がつきます。
姿勢をよくするためには、脊柱起立筋と呼ばれる背骨に沿っている筋肉を鍛える必要があります。
デッドリフトで、前傾姿勢になったときに背中が丸くならないように、この脊柱起立筋が使われます。
高重量を持ちながら姿勢を維持しようとするので、姿勢を良くする筋肉の多くを鍛えることができます。
デッドリフトでは背中の筋肉をほぼ全て鍛えることができるので、姿勢が良くなります。
デッドリフトをやりこんで、美しい姿勢と筋肉を手に入れよう。
鍛えにくい筋肉を鍛えることができる
人間は、自分の目で確認できる筋肉は使いやすくなっています。
上腕二頭筋や大胸筋、腹筋などは自分の目で見えるので、意識して使いやすいです。
しかし、体の背面にある筋肉は自分の目で確認できないため、意識して使うことが難しいです。
慣れてくれば意識して鍛えることはできますが、初心者の方には難しいでしょう。
しかし、デッドリフトを正しくおこなうことができれば、嫌でも背面の筋肉を使うことができます。
高重量を扱う種目なので、逆にいえば使うべき筋肉を使わないと正しいデッドリフトができません。
背面の筋肉を使うことであげることができる重量を扱うので、鍛えにくい背面の筋肉を鍛えることができるのです。
自然と使えるといっても、鍛えている筋肉は意識するほうが効果は得られるので、必ず意識することは忘れないでください。
ヒップアップ効果がある
女性はヒップアップを目標に筋トレをやっている人も多いと思います。
デッドリフトは、お尻の筋肉も鍛えられるためヒップアップの効果があります。
お尻をピンポイントで鍛えることは難しいですし、お尻だけを鍛えるマシンがあるジムはそうそうないでしょう。
しかし、フリーウエイトエリアならほぼすべてのジムにあるので、デッドリフトができないなんてことはありません。
お尻の筋肉は股関節の動きに大きく関係している筋肉なので、デッドリフトは非常に有効です。
ヒップアップのために、重さを扱わない自重トレーニングをしている方は多いですよね。
自宅でやる分には効果はありますが、ジムに通っているならデッドリフトをやった方が効果は何倍にもなります。
ヒップアップを目指すなら、デッドリフトをやりましょう。
基礎代謝量がアップする
デッドリフトで多くの筋肉が鍛えられることにより、基礎代謝量がアップします。
基礎代謝量は、生きていることで自然と消費カロリーのことを指します。
筋肉量が多い人は、少ない人に比べて基礎代謝量が高まるのです。
デッドリフトは鍛えられる筋肉量が他の筋トレ種目よりも多いので、効率的に筋肉が成長します。
基礎代謝量がアップすることで黙っていてもカロリーを消費してくれる
ので、ダイエット効果もあります。
デッドリフトは体を鍛えるだけのものではなく、ダイエットする人にもおすすめです。
消費カロリーが多い
デッドリフトは高重量を扱う分だけ、動員される筋肉量が多いです。
使う筋肉量が多いということは、運動量も高まるので消費カロリーが多くなります。
腹筋を100回やったところでそこまでの消費カロリーはありません。
しかし、デッドリフトを10回ギリギリで出来る重量でやると、どんでもない疲労感があります。
それだけ、多くの筋肉を使って多くのカロリーを消費しているということです。
デッドリフトでその瞬間の消費カロリーを増やして、ダイエットに役立てていきましょう。
デッドリフトの筋トレ効果は、本当に多い!オススメ!
デッドリフトをやるときの注意点
絶対に腰を丸めない
デッドリフトをやるときによくあるフォームの間違いが、背中を丸めてやることです。
背中を丸めてデッドリフトをやると、
筋肉が引き延ばされて肉離れを起こす危険
があります。
また、背骨に直接負担がかかるので、ぎっくり腰のような怪我にもつながります。
必ず背筋を伸ばしたまま、デッドリフトをやるようにしましょう。
正しいフォームを習得してから重量を上げる
デッドリフトは高重量を扱う種目なので、少しでも間違ったフォームでやると怪我につながります。
正しいフォームを習得してから、少しずつ重量を上げていくようにしましょう。
最初はバーだけでいいので、背筋を伸ばして前傾姿勢を作る練習から始めましょう。
最初のうちは、前傾姿勢を作ろうとすると腰から丸めようとする人が多いです。
軽い重量で徹底的にフォームを固めてから、少しずつ重量を上げていけば怪我のリスクを抑えることができます。
デッドリフトは怪我をしやすい種目。フォームを固めよう!
デッドリフトは、すべての筋トレ種目の中でも、フォーム習得が難しいです。
それゆえ、ジムでもやっている人を見かけることがすくないのですが、もったいないと思います。
扱う重量がすべての種目の中で一番大きくなるので、鍛えられる筋肉量も大きくなります。
効率を考えるのであればやらない理由はないですし、鍛えにくい背面の筋肉を鍛えられるのでメリットが大きいです。
一番のネックは正しいフォームが難しいことなので、最初は軽い重量から始めてフォームの習得に時間をかけましょう。
正しくデッドリフトができるようになれば、今まで感じたことのない筋トレ効果を感じることができるはずです。
ダイエットをしている人、ボディメイクをしている人、トレーニングをしているすべてのひとにデッドリフトをマスターしてほしいと思います。
ぜひ、デッドリフトを筋トレ種目に取り入れてください。
デッドリフトの筋トレ効果を知れば、やらない理由はないね!
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