ダイエットでリバウンドする理由は？【リバウンドしない方法も解説】

「ダイエットをやめたら、リバウンドしてしまった。」
「ダイエットでリバウンドをしない方法が知りたい」
とお悩みの方。

ダイエットをするときに多いのが「食べないで痩せよう」「１ヶ月で10kg痩せる」など、短期間で痩せようとすることです。

短期間で痩せようとする無理なダイエットは、必ずリバウンドをしてしまいます。

リバウンドの原理をきちんと理解してダイエットをすれば、リバウンドすることはありません。

そこで本記事では、ダイエットでリバウンドする理由とリバウンドしない方法について解説します。

この記事を書いている私は、現役のパーソナルトレーナーで無理なく健康的に体を変えることをコンセプトに活動しております。

無理なダイエットは、リバウンドしてしまうだけではなく健康にも悪影響です。

食べなければ痩せるのは当たり前ですが、体には不健康ですしリバウンドを必ず起こしてしまいます。

普段から、お客様にお伝えしているようなリバウンドのしないダイエット方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ダイエットでリバウンドする理由

食べないことで筋肉が落ちる

「ダイエット＝食べない」という方程式が広まってしまっているので、ほとんどの人が食べずに痩せようとします。

ここでまず知っていただきたいのが食べないダイエットをすると、確実に筋肉量が落ちてしまいます。

筋肉量が少なくなると、基礎代謝量が落ちて１日に消費するカロリーが少なくなってしまいます。

食べた分のカロリーを消費できなくなってしまうので、太りやすい体質になります。

ダイエットには食事制限が絶対的に必要なのですが、全く食べないという意味ではないので注意が必要です。

炭水化物・脂質・タンパク質は体の中でとても重要な栄養素で、食事からしっかり摂取する必要があるのです。

食べないダイエットにより体の栄養素が足りなくなって筋肉量が落ちることで、リバウンドを引き起こしてしまいます。

食べないダイエットは一生続かない

食べないダイエットで体重が落ちたとしても、一生食べない生活を続けるわけにはいきません。

体重が落ちて満足するとダイエットをやめて、以前の食事に戻してしまう人が多いです。

食べていないときは摂取カロリーが少ないので痩せますが、ダイエット前の食事の量に戻せばそこは元に戻りリバウンドします。

前述してある通り、食べないダイエットで筋肉量が少なくなり基礎代謝量が落ちています。

太りやすい体質になっているのに元の食事に戻してしまうと、ダイエット前の体重よりも増えてしまいます。

例えば、茶碗１杯の朝ご飯を食べていた人が、ダイエットのために食べなくなったとします。

食べない分はカロリーが減るので痩せていきますが、筋肉が落ちて基礎代謝量も落ちてしまいます。

そこで食事を元に戻すと消費できるカロリーが少なくなっているので、以前は消費していた茶碗１杯のカロリーが脂肪になってしまうのです。

これが、ダイエットをやめて以前の体重よりも増えてしまうリバウンドの原理です。

ここでまた食べないでダイエットしてもさらに筋肉量が落ちてしまうので、どんどん太りやすい体質を作る悪循環に陥ってしまいます。

食べないダイエットは一生続けることが不可能なので、ただ太りやすい体質を作るのだと理解しよう。

リバウンドを防ぐにはカロリーを正しく制限することが大切です。

関連記事：ダイエットは正しくカロリー制限することが大事【目安を知ろう】

ダイエットでリバウンドをしない方法をご紹介

リバウンドしないためには、筋肉量をキープしながら脂肪を落とすダイエットをしなければいけません。

そのためには、最低限の栄養を摂りながら消費カロリーを増やしていく必要があります。

そのダイエット方法をご紹介していきます。

3食きちんと食べる

意外に思われるかもしれませんが、３食きっちり食べることをオススメします。

３食食べることで、エネルギーの吸収率が抑えられて、消化と吸収のバランスが良くなります。

１日２食しか食べない場合、ご飯とご飯の間が長くなるので体はエネルギーを吸収しようとします。

お相撲さんが太るために１日２食しか食べないのですが、全く同じ食べ方になっていますね。

３食食べるようにすると、食事と食事の間の時間が短くなります。

体は必要な分しか吸収しなくなるので、無駄なエネルギーは蓄えなくなります。

また、極端な空腹状態にならないので食事の量も自然と抑えられます。

１日２食の時と比べて３食の方が、摂取カロリーは少し多くなります。

しかし、無駄なエネルギーを体に蓄えない分だけ結果的に体重は減りやすくなります。

また、ご飯を食べて内臓で食べ物を消化するためにも多くのエネルギーを使うので、食べたほうが消費カロリーは多くなるのです。

１日３食たべて最低限の栄養素を摂取することで、筋肉量を維持して脂肪を落とすことが可能になります。

筋トレをする(超オススメ！)

筋トレをすることで、リバウンドを防ぐことができます。

リバウンドの一番の原因は、筋肉が落ちて基礎代謝量が落ちてしまうことです。

３食で適切な食事を摂りながら週２回筋トレをすることで、消費カロリーも増やせて筋肉を落とすことなくダイエットができます。

消費できるカロリーは、筋トレ中だけではなく筋トレ後も多くなります。

筋トレの後は体が脂肪燃焼モードになるので、脂肪が減りやすくなっています。

そこでタンパク質をしっかり摂ることで、筋肉の成長も促進されます。

筋肉量を増やすことで礎代謝量を上げることができるので、痩せやすい体を作ることができます。

また、筋トレ中と筋トレ後は筋肉の活動と修復のために、大量のエネルギーが必要になります。

食べた分は筋肉ためにエネルギーが使われるので、オーバーカロリーしても脂肪になりにくいです。

筋トレをすることで脂肪を減らして筋肉量を増やせるので、太りにくい体質を作ることができます。

筋トレはリバウンドを防ぐ意味でも、とてもおすすめです。

体を温める

あまり意識をしている方が少ないのですが、体温も非常に重要です。

体を温めて体温を上げることで、基礎代謝量が上がります。

体温を１℃上げるだけで基礎代謝量が１０％上がるので、リバウンドのしにくい体になります。

基礎代謝量が2,000キロカロリーの人は、体温が1℃上がると2,200キロカロリーになります。

体温を１℃上げるだけで一日の消費カロリーが200キロカロリーも増えるので、体温を意識することは大切です。

まずは体を冷やさないことが大事です。

毎晩、38～40℃の湯船に20分くらいつかるようにすることで、体の芯から温まり体温を高い状態に保つことができます。

あとは、普段の飲み物を冷たいものから、温かいものに変えるだけでも効果的です。

体温をたった１℃でもいい。

少しでも体温を上げることを意識して、リバウンドを防げる体を作りましょう。

正しいダイエットをすれば、リバウンドを防ぐことができます。

食べないダイエットが一番手軽で始めやすいかもしれませんが、太りやすい体質を作っていることを忘れてはいけません。

さて、ここで本記事の内容を軽くまとめてみます。

リバウンドは、筋肉量が落ちて基礎代謝量が落ちることで起こります。

食べないでダイエットするのではなく、消費カロリーを増やしてダイエットすることを考えてみましょう。

ダイエットの目標は理想の体を手に入れたいからのはずです。

一時的に痩せてリバウンドするよりも、筋トレをして見た目を美しくするダイエットをしましょう。

半年や１年かかっても、必ず理想の体に近づくはずですよ。

本記事の内容を参考にしていただき、リバウンドのないダイエットを続けてください。